Netbook Sales Shrivel as Apple Rolls Out iPad
記事引用: ネットブック売上が激減:iPadの登場で(更新版):
"Netbook Sales Shrivel as Apple Rolls Out iPad"
May 6,2010 by Brian X. Chen, WIRED VISION
"iPadの登場でネットブック売上成長率が激減している。この勢いでは、iPadはモバイル・コンピューターの市場全体を支配するかもしれない。"
アップル、iPadを5月28日に日本でも発売へ--5月10日にオンラインストアで予約販売
アップルは5月7日、iPadを5月28日に日本とオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国の計9カ国で発売すると発表した。5月10日にアップルのオンラインストアで予約販売を開始する。
ビックカメラグループ、5月10日より店頭でiPadを予約受付
ビックカメラグループは5月7日、アップル「iPad」の予約受付を、5月10日に各店にて開始すると発表した。iPadは米国に続き、日本でも5月28日に発売される予定だ。
ソフトバンクモバイル、「iPad」を5月28日に発売――専用プランも発表
日本ではソフトバンクモバイルから「iPad」が発売される。同社は5月10日に一部のソフトバンクショップでiPadの予約受付を開始する。あわせて、iPadの本体価格と専用の料金プランも発表した。
iPadはネットブックとして考えられてはいないが、市場ではネットブックの売上げをかなり喰っているようだ。
Photo: Brian Derballa/ Wired.com
Morgan Stanley社アナリスト Katy Huberty氏は、iPadが発表された1月以来、ネットブックの売上げ成長率が劇的に落ち、実際の販売が始まった4月以降はさらに激減していることを示している。
Fortune社のPhilip Elmer-DeWitt氏も、iPadはネットブックの売上を飲み込んでいると結論している。
「(上にあげたグラフが示すように)ネットブック売上げ成長率のピークは昨年の夏だった。前年比で641%という驚くべき成長率だった」と Elmer-DeWitt氏は語る。「それが1月には激減し、4月にもさらに激減している」
グラフを見ると、ネットブックの売上げ成長率は2009年全体を通して減少傾向にあり、それが2010年にも引き継がれただけという見方もできるが、Huberty 氏は Morgan Stanley 社が3月に行なった調査結果もあげている。それは、iPadを買おうとする人の44%が、ネットブックやノートパソコンの代わりに iPad を買うつもりだと答えているというものだ。
軽量で10インチ画面、価格300ドルから600ドルというネットブックは、2008年にはホットなカテゴリーだった。その年には1000万台以上のネットブックが販売され、ABI Research 社は2013年までにはウルトラ・ポータブルデバイスの出荷は2億台にのぼるだろうと予測していた。この数字は現在のノートパソコン市場 の大きさだ。ウルトラ・ポータブルというカテゴリーはネットブックとタブレットの両方を含むが、現在の状況からすると、iPadはモバイルパソコン市場全体を支配する可能性がある。
米Apple社は最初から、ネットブックは「ジャンク」であるとして、これを作ることを拒否していた。
iPadを発表したとき、Steve Jobs氏は、iPadはウェブ閲覧、電子メール、映画を見る等に優れていると誇り、ネットブックはこれらの性能が劣ると主張していた。
この売り込みはうまく行っているようだ。iPadはわずか1カ月で100万台売れているのだ。
[更新:本文の「売上げ」という表現を、「売上げ成長率」と変更しました]
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